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コンサベーション・インターナショナル・ジャパン

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KBAの重要性

KBAの重要性

KBAは、生物多様性の保全にとって世界的に重要な地域です。選定は、種の個体群の維持を重視した世界共通の基準を用いて、国単位(または地域単位)で行われます。
これにより次のような利点があります。

  1. 1. 保護地域の設定を含む保全活動の目標値が設定できます。
  2. 2. 生態系ネットワークの維持など、景観レベルでの保全計画の基礎になります。
  3. 3. ギャップ分析により、保全の優先地域が明確になります。
  4. 4. 開発で留意すべき地域が事前に把握できます。

つまり、開発計画に対する後追い的な保護活動ではなく、「先取り的保護」を進める根拠が得られることになるのです。

KBAと愛知ターゲット

生物多様性条約の「愛知ターゲット」では、条約の目的を達成するために、2020年までに達成されるべき20の目標を掲げています。その内の目標11※1では、保護地域について、特に生物多様性と生態系サービスに特別に重要な地域について、効果的な管理がなされ、陸域については、その面積が17%を超えることを掲げています。つまり、目標11の達成のためにはまず、生物多様性にとって重要な地域を明らかにする必要がありますが、KBAはまさにその目的に適っているのです。また、目標12※2では、現在、知られている絶滅危惧種が絶滅してしまわないよう、保全状況を改善することを掲げています。絶滅危惧種の生息環境であるKBAを保全することはこの目標の達成にとっても不可欠です。
現在、日本の保護地域は国土の20%を占めていますが、KBAの総面積(国土面積の18%に相当)の約半分(同8%)は保護されていません。愛知ターゲット達成のためには、日本は、既存の保護地域と合わせて国土の少なくとも28%について、社会・環境状況に応じた適切な保護・管理を実施する必要があると言えます。

※愛知ターゲットって何?

2010年10月に開催された第10回締約国会議(COP10)で合意された、生物多様性条約の新戦略計画。開催地にちなんで名付けられた。生物多様性の損失を止めるために、2020年までになすべき行動を記している。長期目標(ビジョン)、短中期目標(ミッション)、20の個別目標から成る。
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※1 目標11
『2020年までに、少なくとも陸域及び内陸水域の17%、また沿岸域及び海域の10%、特に、生物多様性と生態系サービスに特別に重要な地域が、効果的、衡平に管理され、かつ生態学的に代表的な良く連結された保護地域システムやその他の効果的な地域をベースとする手段を通じて保全され、また、より広域の陸上景観又は海洋景観に統合される。』
※2 目標12
『2020年までに、既知の絶滅危惧種の絶滅及び減少が防止され、また特に減少している種に対する保全状況の維持や改善が達成される。』(環境省仮訳)

KBAだけが重要か?

KBAは、世界的な観点から、保全活動を優先的に進めるべく重要地域を明らかにすることを目的とし、世界で統一された基準によって選んでいるものですが、KBAに選ばれていない場所が重要ではない、ということではありません。生物多様性の評価は、KBAが採用している「危機性」や「非代替性」以外にも多くの指標があります。生物多様性は地域固有のものであるため、地域の視点から見て重要なところもあるはずです。実際、KBAの保全には、地域での活動が不可欠です。このように、多様な視点と様々なアクターの取組みを連携させていくことで、重要地域の効果的な保全をもたらし、結果として生物多様性全般の保全に繋がるものと考えています。

© Satoshi Adachi, © Takashi Aoki

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