世界的に絶滅の危機に瀕した種が生息する(危機性)地域と、ある種が特定の場所に依存してしている(非代替性)地域であり、今回選ばれたKBAは、世界的に見て日本国内の生物多様性重要地域です。
生物多様性の保全上重要な地域を把握するための国際標準の一つで、危機性(世界的に絶滅の危機に瀕した種が生息する地域は重要、という考え方)と非代替性(ある種の存続が特定の場所に依存してる場合、その場所は重要、という考え方)を指標として選ばれました。
生物多様性と生態系サービスの観点から特に重要な地域を明らかにすることが求められ、KBAはまさにその手法の一つです。現在、日本の保護地域は国土の20%を占めていますが、KBAの総面積の約半分は保護されていません。